<国内の山小屋 新型コロナの影響でシーズンイン延期 3通目>
新型コロナで延期!山小屋でラーメンを美味しく食べる裏ワザ
■屋外の登山は安全なはずが...
新型コロナの影響で街にはおでかけできない...。
せっかくの新緑まぶしいさわやかな季節。さてどこへ行こうかと、思い立ったのが大好きな登山。
登山が趣味の人はもちろん、最近のブームで山歩きをする人も増えています。
今年はどの山に登ろうかと年間計画を立てている人も多いのではないでしょうか。
・新型コロナウイルスの山小屋への影響は?
・各山岳エリアの営業状況は?
・今シーズンの登山はどうしたらいいの?
■新型コロナウイルスの山小屋への影響は?
街へのおでかけが出来ない状況の中、登山なら安全!と思いきや、登山中はアウトドアで他人とのふれあいもなくよいのですが、山小屋自体が限られたスペースで他人と一緒に雑魚寝をする宿泊パターンのため、山小屋に宿泊するといわゆる3密の状態を作ってしまうことになります。
また山小屋では水の確保のために沢から水を引いたり雪を溶かしたりととてつもない手間がかかり、下界のように水が豊富にはないため、スタッフも登山客も手洗いを徹底できないのです。
そのため、春山シーズンは予定を変更して営業中止とする山小屋が多くなっています
■各エリアの山小屋の状況は?
主要な山域については下記の通りです。(4月20日現在)
休業中は基本的に売店やトイレの利用ができないため、各自宿泊できるため安全なはずのテント場も利用自粛を要請されています。
情報は各山小屋のホームページ等に随時更新されていますので、計画の際は最新情報を入手するようにお願いします。
■北アルプスエリア
<5月6日まで営業中止>
・「北アルプス山小屋友交会」所属の山小屋13全て
*北アルプス山小屋友交会所属-西穂山荘、涸沢小屋、殺生ヒュッテ、ヒュッテ大槍、涸沢ヒュッテ、槍沢ロッジ、槍ヶ岳山荘、岳沢小屋、南岳小屋、北穂高小屋、横尾山荘、穂高岳山荘
・燕山荘、有明荘、合戦小屋、常念小屋
<5月10日まで営業休止>
・立山黒部アルペンルート、ホテル立山、みくりが池温泉、雷鳥荘
<5月14日まで営業中止>
・蝶ヶ岳ヒュッテ
<5月31日まで営業休止>
・太郎平小屋、薬師岳山荘、高天原山荘、スゴ乗越小屋、栂池山荘、栂池ヒュッテ
<7月上旬から営業>
・剱澤小屋、剱御前小舎、猿倉荘
<営業開始日未定>
・白馬山荘、蓮華温泉ロッジ、唐松岳頂上山荘
■南アルプスエリア
<5月10日まで営業中止>
・鳳凰三山の薬師岳小屋、南御室小屋
<5月20まで営業中止>
・鳳凰三山の鳳凰小屋
<6月15まで営業中止>
・甲斐駒ヶ岳の北沢峠こもれび山荘
<7月22日まで営業中止>
・北岳の北岳山荘、白根御池小屋、広河原山荘
■御岳エリア
<6月5日まで営業中止、6月6日からは土日のみの営業>
・五の池小屋
■八ヶ岳エリア
<5月6日まで営業中止>
・白駒荘、黒百合ヒュッテ、唐沢鉱泉、硫黄岳山荘、夏沢鉱泉、蓼科山荘、双子池ヒュッテ、根石岳山荘
<5月15日まで営業中止>
・オーレン小屋
<5月31日まで営業中止>
・しらびそ小屋
<6月30日まで営業中止>
・本沢温泉、赤岳頂上山荘、キレット小屋、赤岳山荘、やまびこ荘
<11月末まで休業>
・赤岳鉱泉、行者小屋
<緊急事態宣言発令中は休業>
・赤岳展望荘、八ヶ岳山荘、ヒュッテ夏沢、美濃戸山荘
■尾瀬エリア
尾瀬への入山は自粛要請中。
公衆トイレ利用不可、ビジターセンター休業、救助体制はなしとのことです。
<5月15日まで営業休止>
・東電小屋、尾瀬沼山荘、山の鼻小屋、弥四郎小屋、鳩待山荘、至仏山荘、元湯山荘、大清水休憩所
<5月22日まで営業休止>
・龍宮小屋、長蔵小屋、第二長蔵小屋
<5月31日まで営業休止>
・会津駒ヶ岳 駒の小屋
<6月30日まで営業休止>
・原の小屋
<営業未定>
・尾瀬ロッジ
<2020年度休業>
・尾瀬小屋
■東北エリア
<5月6日まで営業休止>
・くろがね小屋
■上信越エリア
<5月6日まで営業休止>
・高谷池ヒュッテ、高峰温泉、平標山の家
<営業未定>
・苗場山頂ヒュッテ
■四国エリア
<5月5日まで営業休止>
・剣山頂上ヒュッテ
■九州エリア
<4月22日をめどに営業休止>
法華院温泉山荘
■おすすめ!今年の山の楽しみ方は?
いまだ猛威をふるう新型コロナウイルス。
緊急事態宣言が発令されたままとなれば、夏山シーズンまで営業中止がずれこむ可能性もあり、宿泊を伴うアルプスなどの大きな山には行けないということも十分考えられます。
そこで、今年は自宅近くの山とじっくり向き合い、さまざまなシーズンを楽しむのもいいのではないでしょうか?関東であれば、高尾山や丹沢山、関西であれば、大阪は金剛山、奈良は葛城山、京都は愛宕山、兵庫は六甲山などそれぞれの地域でよく登られている山がひとつはあると思います。
また、少しだけ遠出したいという人には、車でアクセス可能で登り口にオープンしているテント場があり、そこをベースに日帰りで登れる山もおすすめです。
日帰りで登れる百名山には、瑞牆山、金峰山、大菩薩嶺、大山、石槌山、大峰山などがあります。
いずれも日帰りですが、季節の花が咲いていたり名物の鎖場があったりと、アルプスに劣らない楽しみを見つけることができるはずです。
<まとめ>
・今年の春山シーズンの山小屋はほぼ営業休止
・夏にはオープン予定の山小屋が多いが状況は流動的
・日帰りで登れる山をじっくり楽しもう!山は逃げません。
登山の際は、日帰りであっても念のためマスク・アルコール除菌シートなどを持参しましょう。
また発熱やせきなどの症状が出ている場合は、無理せず登山は中止にしましょう。
これらを守って、みんなにとって心から楽しめる登山にしましょう!
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